今回は、「本物の英語力」の書籍レビューです。
この本を一言で言うと、「英語学習について、新たな視点を与えてくれる本」です。
英語を学習する際、こんな疑問が浮かぶことはありませんか?
「小さい頃から英語を勉強していないと、上達しないのだろうか?」
「英語を学んでいるが、本当にこれで上達するのだろうか?」
そんな疑問の手助けとなるのが、この本です。
英語を本気で学習したい方には、ぜひ読んで欲しい一冊です。
本の概要
タイトル:本物の英語力
著者:鳥飼 玖美子
初版:2016年2月20日
発行所:株式会社 講談社
筆者がこの本を読もうと思った理由
筆者自身、英会話講師であると同時に英語学習者です。
ネイティブスピーカーではないので、英語を常に学んでいます。
そんな中、自身の学習法は効率的なのかを知りたくて、この本を読み始めました。
こんな人におすすめ
まず、「自身の英語学習法を見直したい人」におすすめです。
この本では英語学習に対して、様々な意見が述べられています。
全部が参考にならないにしても、いくつかは絶対に参考になるはずです!
また、「英語を教えている方」にもおすすめです。
生徒へのアドバイスをどのようにすればいいかを迷う場面も多いと思います。
そんな悩みを解決する本だと思います。
この本を読めば、生徒へのアドバイスも的確にできるようになると思います。
この本を読んで分かること
①英語学習において余計に考えていること
英語を学習する際に、余計に考えていることはありませんか?
例えば、「小さい頃から英語を学ばないとネイティブレベルにはなれない」、「発音が完璧でないと通じない」などなど。
私たち日本人は余計に心配してしまいがちです。
また、それを言い訳に学習しないことを選択してしまいます。
その余計な心配をしなくていいと本書は教えてくれます。
私たちの英語学習を鼓舞してくれるのがこの本の良いところだと思います。
②英語学習意欲が上がらない理由
本書で英語学習意欲が上がらない理由として、「英語の必要性がない」ことを挙げています。
確かに、日本で生活する上で英語は要らないです。
日本語さえ、話せれば、生活できるからです。
「どうせ要らないから、勉強を止めよう」と思う人が大半です。
当然ですが、語学は継続して勉強しないとすぐに忘れます。
そのため、どんどん英語力が下がってしまいます。
では、どうすればいいのか、その答えが本書に記載されています。
これが知れるだけでも価値があると思うので、是非読んでみてください。
③言語学習の決め手
先述の通り、語学は継続して学び続けないと、すぐに忘れてしまいます。
学び続けることがとても大切です。
母語でもずーっと使い続けないと忘れてしまいます。
例えば、私は関西出身ですが、今は違う場所に10年ほど住んでいます。
そうすると、関西弁をすっかり忘れてしまいました。
実家に帰ると、変な関西弁と馬鹿にされる始末です。
母語でも使い方を忘れてしまうので、外国語になると尚更です。
継続が命なのです。
では、継続するために何が必要なのか、それが本書には書いてあります。
これに私は感動しました。
英会話講師をしていると、時々ゴールが分からなくなります。
特に子供相手に指導をしていると、私たちが何をしてあげられるのか、迷う場面が多々あります。
当然、ネイティブ並みの英語力をつけてあげることがゴールですが、なかなか上手くいきません。
では、何がゴールなのか、その疑問に答えてくれるのが本書です。
まとめ
今回は、「本物の英語力」のレビューでした。
英語を学習していると、悩むこと沢山ありますよね。
この本が少しでも、その悩みの役に立つことを祈っています!
最後まで、御覧いただき、ありがとうございました。
コメント