【お金の不安がある方におすすめ!】サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット 書籍レビュー

今回は、「サイコロジー・オブ・マネー」の書籍レビューです。

この本を一言で言うと、「お金の不安を払拭できる本」です。

買った株が下がって落ち込んでいる」、「お金を増やしても増やしても満足できない」など思うことはありませんか?

投資や貯金など、お金に関して悩むことは多いですよね。

そんな悩みに対して、心理面で様々なアドバイスを書いてくれているのが、本書です。

目次

本の概要

タイトル:サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット

著者:モーガン・ハウセル

訳者:児島 修

初版:2021年12月7日

発行所:ダイヤモンド社

筆者がこの本を読もうと思った理由

初めて本書を知ったのは、Youtubeの本を要約するチャンネルです。

普段から、お金について学ぶことが好きで、本の要約チャンネルをよく視聴しています。

そこで、本書の要約を見て、興味を持ったことがきっかけです。

こんな人におすすめ

お金の不安を持つ、全ての人に読んで欲しい一冊です。

具体的な投資方法はあまり書かれていませんが、心理面でとても有益な情報が書かれています。

投資方法や銘柄選択など、実践的なことではなく、心理面での情報が書かれているのはとても珍しいことだと思います。

どのようなマインドでお金に向き合うべきか教えてくれる本となっています。

この本を読んで分かること

①足るを知ることの大切さ

突然ですが、年収300万円の人と年収10億円の人では、どちらがお金への満足度が高いでしょうか?

一般的には年収が高い人、つまり年収10億円の方が満足度が高いと思う人が多いのではないでしょうか?

答えは、「分からない」が正解です。

年収10億円あっても、満足できず、年収100億円を目指しているかもしれません。

反対に、年収300万円の人でも、現状の生活に満足し。お金をこれ以上必要ないという人もいるでしょう。

お金への満足感は、人それぞれなのです。

大金を得たとしても、欲望に突き動かされ、更にお金を得ようとし、破滅してしまう人もいるのです。

人間の欲望には、際限がなく、「もっと欲しい」と思ってしまうのです。

それでは、どうすれば、お金への満足感が得られるのでしょうか。

本書には、4つの考え方が重要だと書かれています。

その中で2つ紹介します。

動き続けるゴールポストを止めよ

努力をして結果を得ても、求める基準を上げ続けるのであれば、いつまで経っても結果を追い求めないといけません。

幸福は結果から期待値を差し引いたものであり、期待値を上げ続けても良くないのです。

「富の比較ゲーム」に参加しない

他人と収入を比較してもキリがありません。上には上がいるのです。

唯一、勝てる方法は最初から戦わないこと。

自分はこれで十分だと満足することが大切です。

上記の2つを要約すると、「足るを知れ」ということです。

お金を追い求め過ぎず、自分の中で満足できるラインを決めておくべきなのです。

何事にも上には上がいます。

お金持ちのトップは何十兆という資産を保有しています。

そんな額のお金は必要ないのです。

自分が満足できる金額を貯めたり、稼げれば、それでいいのです。

トップを目指すために、危険(多額の借金をすることなど)を冒し、破滅するようなことをしてはいけないと本書には書かれています。

②テールイベントの力

大金を失うなど、投資での失敗はとても落ち込みますよね。

自分には才能がないんだと、市場から退場してしまうこともあるでしょう。

しかし、本書では、失敗することは当たり前だと書かれています。

投資の神様と呼ばれる、ウォーレン・バフェットは2013年の株主総会で、生涯で400から500の銘柄を所有し、そのうちの10銘柄でほぼ全ての利益を得てきたと発言しています。

バフェットの投資のほとんどが失敗に終わっていると筆者は述べています。

投資の神様でも、失敗することがほとんどなのです。

つまり、平凡な私たちが失敗するのは、当たり前なのです。

ここで、大事なのは、失敗することが当たり前だから、投資をするなということではありません。

ほとんどが失敗に終わっても、儲けることができるということです。

バフェットの資産は1439億ドル(2025年1月時点)です。

ほとんどが失敗でも、そこまでの資産を築けているのです。

そのため、失敗したことで極端に落ち込み、投資を止めるのではなく、「失敗しても儲けることができる」と楽観主義でいることが大切なのです。

退場せず、複利の効果を利用し、資産を増やしていくことが大切です。

③貯金の重要性

投資が上手くいき、それなりのリターンが貰えると「自分は天才だ」と思うこともあるでしょう。

しかし、本書では、投資では運の要素が強く、いつまで上手くいくか分からないと書かれています。

一方で、お金を貯蓄し、倹約することは唯一コントロールできる部分であり、将来的にも効果が出ます

また、富とは収入から支出を引いて残ったお金が蓄積されたものです。

収入が多くなくても、支出を減らし、貯蓄を増やせば、富は築けると本書に書いてあります。

収入が多くない人にとっては、大きな希望になるのではないでしょうか。

一方で、収入アップを目指さないのは、個人的には違うと思います。

収入がアップするように、資格を取ったり、スキルを身につけることは非常に重要です。

収入がアップし、尚且つ質素倹約に努めれば、より多くのお金を残すことができ、富をより早く築くことができます。

収入アップと質素倹約、同時並行で進めるのが、一番良い方法だと思います。

まとめ

今回は、サイコロジー・オブ・マネー 一生お金に困らない「富」のマインドセット の書籍レビューでした。

本記事でも書ききれないほど、参考になる箇所が多かったです。

是非、書店などで手に取ってみてください。

最後まで、御覧いただき、ありがとうございました!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

理系職→語学教師への転職を経験。
転職話と語学系の情報、投資についてなど幅広く発信中。

コメント

コメントする

CAPTCHA


日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)

目次