【投資に興味のある方におすすめ!】JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける「お金」と「時間」の法則  書籍レビュー

今回は、「JUST KEEP BUYING」の書籍レビューです。

この本を一言で言うと、「貯金力と投資力をアップさせてくれる本」です。

本書でも記載されていますが、「お金持ちになる王道は、収入を増やし、収益を生み出す資産に投資すること」です。

1000円の貯金があり、それを投資に回し、年率10%で運用(複利で運用)すると、30年後には17449円になります。

17倍以上に資金は増えていますが、30年で17449円です。

お世辞にも多いとは言えませんね(笑)

一方で、貯金100万円を年率10%で投資運用(複利で運用)すると、30年後には1745万円になります。

増えた額は1745万円ー100万円で 1645万円。

1000円の貯金の場合は、17449円ー1000円で 16449円。

天と地の差ですね。

投資の才能だけあっても、無意味なのです。

投資で運用する資金は、投資での成功にはなくてはならない存在です。

そんな投資を始める前のステップ、「貯金力アップ」から学べるのが本書です。

目次

本の概要

タイトル:JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける 「お金」と「時間」の法則

著者:ニック・マジューリ

訳者:児島 修

初版:2023年6月27日

発行所:ダイヤモンド社

筆者がこの本を読もうと思った理由

初めて本書を知ったのは、Youtubeの本を要約するチャンネルです。

普段から、お金について学ぶことが好きで、本の要約チャンネルをよく視聴しています。

そこで、本書の要約を見て、興味を持ったことがきっかけです。

何よりもタイトルが印象的で、読むことを決めました。

こんな人におすすめ

投資に興味のある人には、是非読んで欲しいです。

投資経験の有無に関わらず、興味がある人は読むべき一冊です。

投資の最適解を分析データから、教えてくれます。

初心者、ベテラン関係なく、読んで欲しい一冊です。

この本を読んで分かること

上述の通り、貯金力と投資力アップの両方が記載されている本書ですが、

ここでは投資力アップの面で、印象に残ったことを書いていきます。

貯金力アップに関しても、とても参考になることを本書には記載されています。

例えば、「どのくらい貯金をすべきか」、「どうすれば貯金を増やせるか」、「賃貸にすべきか、持ち家にすべきか」など。

興味のある方は、是非本書を読んでみてください。

何度も言いますが、貯金(資金)がなければ、投資をしても無意味です。

貯金を増やすことに集中することは、とても大切なのです。

①個別株には投資をするな

本書では、個別株に投資をすべきでないと記載されています。

その理由として、いくつか挙げています。

一つ目は、圧倒的多数の人(専門家でも)はインデックス投資には勝てないことです。

専門家でも勝てることが少ないのであれば、私たち素人が勝つのはもっと難しいのです。

二つ目は市場に残り続ける会社が少ないということです。

本書の中で、1950年から米国市場で取引されていた2万8853社のうち、2009年時点で2万2469社が姿を消しているみたいです。

割合で表すと78%の会社が上場廃止になっているのです。

このデータを見ると、生き残る会社、更に言うと生き残って、かつ株価が上昇する会社を探し当てるのは極めて困難なことが分かります。

そのような、極めて困難なことに挑戦するよりは、幅広い銘柄を対象に投資するインデックス投資をした方が確実に儲かることを本書では記載されています。

夢を見過ぎるなということですね(笑)

②いつ投資すべきか

二つ目はいつ投資すべきかです。

個別株ではなく、インデックス投資をすべきというのは分かった。

では、いつ投資すべきか。

これに対する答えも、本書に記載されています。

たった一つの情報がその答えを教えてくれるそうです。

それは、「ほとんどの市場は、ほとんどの期間、上昇している」です。

これは、今すぐに投資しろということを示唆していると本書では言っています。

投資を遅らせれば遅らすほど、価格が高くなり、資金が必要になるからです。

しかし、私は注意が必要だと思います。

ほとんど」という単語です。

全て」ではないのです。

市場選びとタイミングが悪ければ、価格がズルズル下がる場合もあります。

ただ、これ関しても本書では言及しています。

1989年~2020年までの日本株を例外(1989年のバブル高値を30年以上更新できていない)として、挙げており、長期的に上昇しない場合があることをしっかりと記載しています。

こういう例外を挙げて、リスクに言及しているところはとても信頼できますね。

一方で、市場が上昇せず、損失が出る確率も出してくれています。

細かい前提などは省きますが、30年投資をしたとすると損失する確率は12%、8回投資して1回損するようです。

この確率だと、投資するのは悪くないと著者は述べています。

8回に7回儲かるので、この勝率なら悪くないですね。

リスクを取らなければ、リターンも得られないので、少しのリスクは受け入れるべきかもしれないですね。

しかし、市場を十分に調査することは大事だと思います。

きちんと自分で調査をして、この市場なら長期的に上がると自信が持てれば、今すぐ投資をした方がいいですね。

もちろん、インデックス投資で(笑)

③お金持ちになったという感覚は永遠に得られない

最後に、「お金持ちになったという感覚は永遠に得られない」です。

「嘘!?投資し続けても意味がないのか!?」とズッコケてしまいますよね?

最初に読んだときに、私も思わず叫んでしまいました。

筆者曰く、「お金持ちは相対的な概念」だそうです。

つまり、人と比べてお金を持っているかどうかで判断されるのが、お金持ちなのです。

世界一の金持ちにならない限りは、自分よりお金を持っている人と自分を比べて、「自分はお金持ちではない」と思ってしまうのです。

一生、お金持ちになった感覚にはならず、お金を追い求めてしまうのです。

悲しいですね。

しかし、それを抜け出す方法も記載されています。

それは、「自分より裕福な人を見ず、自分がいかに恵まれているかを考えること」です。

他者と比較するなということですね。

人間の欲望には、際限がありません。

どこかで、満足できるかどうかが鍵になってきそうですね。

まとめ

今回は、JUST KEEP BUYING 自動的に富が増え続ける 「お金」と「時間」の法則の書籍レビューでした。

本ブログで紹介した、3つの分かること以外にも参考になることがデータに基づいて、解説されています。

本当に、書ききれない有益な情報が書かれているの、書店などで是非手に取ってみてください!!

最後まで、御覧いただき、ありがとうございました。

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この記事を書いた人

理系職→語学教師への転職を経験。
転職話と語学系の情報、投資についてなど幅広く発信中。

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